看護師

ストレスによる症状を和らげるコツ|体の不調に悩まされない方法

心の反応を学ぼう

カウンセリング

注意点を学ぼう

ストレスとは、外部からの刺激がストレスをおこすストレッサーとなり、精神や肉体に何らかの反応が生じることです。ストレスの発生は個人差が大きく、遺伝や育った生活環境に大きく影響されると言われています。ストレスは適度であれば集中力が増したり思考力が増したりと、身体や精神にとって良い反応もあります。ストレスはうつ病や統合失調症、認知症などの精神疾患や糖尿病や高血圧などの生活習慣病に大きく関与すると考えられています。そのため、ストレスの蓄積を早期に発見し、疾患につながらないように予防することが重要になってきます。ストレスによる身体的な症状は様々です。例えば不眠があげられます。ストレスによる不眠は、なかなか寝付けない入眠障害や、眠っても熟眠できない熟眠障害、眠っても途中で目が覚めてしまう中途覚醒など様々な症状が発生します。治療は、医師と相談しながら薬物療法にて行います。睡眠薬に加えて抗うつ薬や抗精神病薬などの薬が使われることもあります。不眠になった場合には、薬に頼らないで治療をしようとする方も多いですが、実際には薬の力を借りながら治療することで回復が早まるケースが多いです。イライラするといった症状も頻回に見られることがあります。これはストレスにより交感神経が興奮していることが関与しているといわれています。このような場合は、感情を落ち着かせる薬が処方されることが多いです。抗てんかん薬などの薬が処方される場合もあります。神経的な反応によるものなので、この症状でも薬物療法の順守が重要になります。

認知行動療法が大事です

ストレスにより発症する様々な症状は、薬物療法によるアプローチも重要ですが、より根本的なストレスの原因となるストレッサーの捉え方を、患者の中で変えていくことが重要になります。この治療方法としては、精神科のストレスケア病棟などで行われている認知行動療法という方法が効果的です。認知行動療法は、ストレスを減らすのではなく、自身の受け止め方を変える治療方法です。例えば、自分が少しだけ、周囲よりも太っていると認識しているとします。ここで認知行動療法では、いろいろな視点で、自分を見るように指導がなされるのです。肥満症の方から見れば、患者はむしろ痩せていることになります。また、日本人の女性は肥満よりも痩せ過ぎた状態にある人が多く、その結果として、低血圧や生理不順、冷え症などで苦しんでいる人も多いのです。このように考えると、患者は自分が太っていると認識している内容が揺らぎ、自分の捉え方が様々な考え方の中の一つに過ぎないと悟るのです。この結果として今までは食事を無理に少なくしていた行動が改善され、自身への認識も変わり、ストレスも感じなくなるのです。このような認知行動療法は、医師のカウンセリングで初めは学ぶことになりますが、ある程度学習すると後は自分で学んでいくことができるものです。日常的にストレスが起こった時、その都度、認知行動療法に立ち返って自分がどのように現実を捉えているか、どのような別の現実の捉え方があるかなどを考えるようにする工夫が、イライラなどの症状を予防する際、大切になってくるのです。